2010年 11月 22日
「風邪の予防とかかったときの養生」
冬は風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすい季節です。
空気が乾燥し低温になるとウイルスの活動が活発になるからです。
健康体で規則正しい生活をしていれば風邪はひきませんが、生活が不規則、
暴飲暴食、疲労が蓄積すると生体側の防衛力が低下して風邪をひきます。
風邪が皮膚から入ると「悪寒・身体痛」の風邪に、口、鼻から入ると「のど痛・発熱」の
風邪になりやすいです。
風邪の予防は第一に皮膚を丈夫にしておくことと、帰宅後に、「うがい」をすることです。
第二に規則正しい生活、食べ過ぎ、飲み過ぎをしない、そして疲れを溜めないことです。
皮膚から風邪が入り込まないように温かい薬味(香辛料)を使った料理を食べることも大切です。
これは皮膚の防衛力を応援するからです。
では風邪をひいてしまったらどうするか?
体を休めて養生することです。
寒気のある風邪をひいたときは、温かくして早く寝る、食欲があれば「おかゆ」と
「生姜・ネギ入りの味噌汁」を食べるといいです。
そして葛根湯、桂枝湯、麻黄附子細辛湯などの漢方薬を、
のどの痛み、熱が出る風邪をひいたときは、銀翹散、板藍茶などの漢方を
食事は消化の良い「おじや」などがいいです。
そして早めにお休みになることをお薦めします。
風邪は万病のもと!!です
アフターケアも適切に
一般に風邪のような発熱性消耗性疾患では、エネルギーと潤いを消耗して気陰両虚になる
傾向にあります。
生脈散などでケアすることが重要です。
# by kyorindo | 2010-11-22 12:56