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五月病と漢方

五月の連休後に張りつめた糸が切れ、なんだか気分がすぐれない、学校や会社に行きたくない、何となく体調が悪い、授業や仕事に集中できない、憂鬱になる、などの症状が出ることがあります。これらの症状を「五月病」と呼びます。

五月病の原因はストレスの積み重ねからくる精神疲労と肉体疲労です。
主な症状としては
疲れやすい・頭痛がする・眠れない・夢を見る・食欲が落ちる・仕事や家事がテキパキこなせないなどの身体的なものから朝起きがつらい・ボーっとする・やる気がおきない・気分が落ち込む・不安や焦り感がひどくなる・などの精神的な症状までさまざまです。これらの症状が長引きこじれると重度のうつ病にまで進行することがあります。
そんな時
笑ったりしてセロトニンの分泌を活性化させストレスを緩和するとか適度な運動で筋肉を動かすことで緊張が和らいで心身をリラックスするとか心に働く漢方薬を用いたりして生活のリズムを整えましょう。
例えば
朝起きがつらくてボーっとしている人には「牛黄製剤」「香蘇散」を疲れて夢を見る人には「複方霊黄参丸」「加味帰脾湯」を不安や焦りで何も手につかない人には「能活精」「苓桂甘棗湯」などがよいでしょう。

by kyorindo | 2019-05-25 10:57

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