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不妊症に対する取り組み


 正常な男女が結婚して正常な夫婦生活を営んでいるにも
かかわらず、2年以上経っても妊娠が認められない状態は“不妊”と定義されます。
昔は「嫁して3年子無きは去る」と言われていたようですが、不妊の原因は男性にも女性にもあることが多く、最近では、女性のみの
相談ではなく、夫婦ともに来店されることが多くなっています。

現在、進歩の著しい人工授精でも妊娠率が10%以下、体外受精・胚移植や顕微授精などの高度生殖補助医療で妊娠率は22%に
なりますが、出生率ともなると15%にまで低下してしまうのが
現状です。

せっかく妊娠されても不育もあり、流産等も考えるとかわいい
赤ちゃんに恵まれるためには、いくつものハードルを越えなければ
いけない事例を目の当たりにしています。
そのような不妊症の悩みを抱える方々のために妊娠しやすい体を
つくるお手伝いを漢方薬などを通じて行っています。

不妊症の女性は、腎虚瘀血をほとんどの人が持っています。
女性もしっかり仕事を持っていて、仕事と家庭のストレスを抱えて、その上に子供ができないという苛立ちを心に封じ込めて生活を
されています。
それにより、基本的に不妊症の多くの方に腎精不足
起こっています。
その腎精を補う最高の生薬は、鹿茸と考えています。
年令的に腎精不足が進んでいると思われる35才以上の方に
鹿茸製剤を勧めます。
40才以上の方には量を多く飲むよう勧めます。

生活については
①ストレスを避け、リラックスな雰囲気を持つ
②適度に体を動かす
③身体を温める
④太りすぎない、やせすぎない
⑤タバコ、お酒はできるだけ控える
⑥睡眠を十分にとる
   できるだけPM11:00までに就寝
                     等々
  注意していただきます


           漢方   杏鈴堂薬局

by kyorindo | 2013-06-13 15:29

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