2023年 07月 08日
早めに始める!カラダの夏対策
暑さと湿気、潤い不足に気をつけて
夏は暑さで体力を消耗しやすく、夏バテや熱中症などの不調を起こしやすい季節。
日頃から疲れやすい、体力がない、といった不安のある人は特に意識してしっかり体調を整えることが大切です。
中医学では、夏の不調は主に「暑邪」「湿邪」の影響による「過剰な熱」「潤い不足」「湿の停滞」が原因と考えます。
暑さで余分な「熱」がこもると、イライラや発熱、不眠などを招く要因に。また、汗をたくさんかくと津液(水ともいう。体に必要な水分、潤いのこと)を消耗してしまうため、身体の乾燥トラブル、「血」の濃縮による「心」の不調なども起こりやすくなります。また、夏の身体は梅雨からの湿気にさらされ、体内に「湿(余分な水分や汚れ)」が溜まりやすくなっています。
すると、「脾胃(胃腸)」の働きが落ちて、食欲不振や消化不良などの胃腸トラブルを起こしやすくなるのです。
こうした状態が長く続くと、根本的な体力や免疫力が落ち、風邪を引きやすい、秋になっても疲れを引きずる、といった不調に悩まされる心配も。これからの季節を健やかに過ごすためにも、日々の食事や生活習慣に十分気を配り、元気な身体を保つよう心がけましょう。
# by kyorindo | 2023-07-08 17:52