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『夏』と漢方の考え方

 毎日暑い日が続くと、健康な人でも疲労感を覚えます。なかにはさらに食欲がなくなって体重が減少したりします。こうした症状を一般的に「夏まけ」といっていますが、漢方では、胃腸機能の低下が根本原因としてとらえています。

 夏になって気温が高くなると、人間は体温を保つために汗を出します。また、夏はあっさりしたもの、冷たいものを好むため、体表部の感覚とは別に、胃腸はいつも冷えた状態になりがちです。このため胃腸の機能は衰え、消化吸収が損なわれ、エネルギー不足、栄養不足で身体全体の働きが鈍くなります。

   ◎「気虚」と「血虚」
 このような状態を、漢方的には“脾胃が損なわれる”といいます。胃は「水穀の海」と呼ばれるように、飲食物が入ってくるところ。腗は胃に入ってきた飲食物からエネルギーとか栄養など、人間に必要なものを全身に運ぶ働き(運化)があります。この腗が取り出した栄養物質などによって「気」と「血」がつくられています。つまり、脾胃〈胃腸)の機能が衰えると、結果として気虚がおこり血虚が生じます。

   ◎漢方の治療法
 疲れる、身体がだるい、何もする気が起こらない、体重減少など「気虚」、「血虚」によるいわゆる夏バテに症状に合わせて漢方薬を選定します。


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by kyorindo | 2017-07-06 09:13 | Trackback | Comments(0)